聴覚障害者は映画を楽しむにも苦労する
字幕ありの上映は数も少なく上映時間帯も限られる
聴覚障害者である次男は観たい映画があっても、字幕がないと映画を楽しむことが難しいのですが、字幕ありの上映は数も少なく上映時間も早朝や深夜であったりと観ることの条件がなかなか合いませんでした。
しかしながら、技術の進歩はすばらしくスマートグラスに字幕を表示し、そのグラスをかけるとあたかも字幕上映されているかのように映画を観ることができます。
スマートグラスを貸し出しているシネマはまだまだ少ないのですが、今回は家族3人で『名探偵コナン 紺青の拳』を大阪ステーションシネマで観てきました。(その模様を掲載します)
スマートグラスの可能性は今後どんどん拡がっていく
エプソン製のスマートグラス
大阪ステーションシネマではエプソン製のスマートグラス MOVERIO(モベリオ)『BT-350』を貸し出ししています。『BT-350』は業務用ですが、パーソナルユースではMOVERIO(モベリオ)『BT-300』
という機種を製造しています。
エプソンのスマートグラスはその他にもドローンの操縦用など様々な利用用途があります。
今後はスマートフォンと連携して…
現状はスマートグラスで映画観る場合でも映画に合わせた字幕を用意し、それをスマートグラスに表示するという方法ですが、音声認識技術の進化と共にスマートフォンで認識した音声をそのままスマートグラスに表示するといったことも可能になるのではないかと思います。(周りの雑音をどうやって除くのかといった課題もありますが)
そうすれば映画だけではなく日常会話もリアルタイムにスマートグラスを通して聴く(見る)ことが可能になり、健常者とのコミュニケーションに対するハードルも下がっていくに違いないと感じています。