新生児聴覚スクリーニング検査

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新生児聴覚スクリーニング検査とは

新生児聴覚スクリーニング検査とは、1,000人に2人にあるといわれている先天性難聴を早期に発見するために、赤ちゃんに行う聴覚検査です。難聴のあることに気づかずにいますと、ことばの発達が遅れたり、コミュニケーションとりにくいなどの支障がおきるため、この検査で早くに先天性難聴を発見することによって、赤ちゃんの言語の発達を助けることが早くから取り組めます。詳しくは一般社団法人 日本耳鼻咽喉学会が出されている『新生児聴覚スクリーニングマニュアル』を参照下さい。

新生児聴覚スクリーニングマニュアル 一般社団法人 日本耳鼻咽喉科学会

ABR検査(聴性脳幹反応)

新生児聴覚スクリーニング検査にはABR検査(聴性脳幹反応)が用いられることが多いのですが、このABR検査(聴性脳幹反応)とは、乳幼児や高齢者など、音が聞こえたかどうかを返事できない人に行なう聴力検査(他覚的聴力検査)のことです。また、感音性難聴であることがわかったときに、障害の場所を明らかにするためにも行なわれます。その他、手術時に生じる脳幹の機能異常を調べたり、最近では脳死の判定にも使われています。内耳(蝸牛)から脳までの、聴神経の伝達経路のどこに異常があるかを調べることができます。

検査方法と判定

頭に電極(数本)とヘッドホンを装着し、音を聞いていただきながらベッド上に安静にて検査をします。音刺激による痛みなどはありません。内耳(蝸牛)から脳までの、聴神経の伝達経路のどこに異常があるかを調べることができます。ABR検査はベッドに横になり、左右の耳たぶと頭部(頭頂部と前額部)の計4ヶ所にに脳波形の電極を取り付けます。ヘッドホンから音が聞こえると、脳が反応して脳波に変化が生じるため、その波形をコンピューター処理して画面にあらわします。検査中は体を動かさないようし、乳幼児では睡眠薬で眠らせてから検査を行なうこともあります。

ABR(聴性脳幹反応)でわかること

音刺激を与えてから1/100秒以内に5~7個の波形が現れますが、Ⅰ波は蝸牛神経、Ⅱ波は蝸牛神経核、Ⅲ波はオリーブ核、Ⅳ波は外側毛帯、Ⅴ波は下丘に対応しているとされています。
音刺激からⅠ~Ⅴ波の現れる時間が遅れたり、波形が出現しなかったりすることにより、どこに異常があるかわかります。

  1. 難聴の有無
  2. 脳幹障害の診断(聴神経腫瘍、意識障害、多発性硬化症、脳死の判定等)
  3. 新生児の聴力検査
聴性脳幹反応(ABR)でわかること?

大切なこと

わが子も産後3日目の検査で両耳リファー(要再検)となり、その後は聴力およびその他の障害がないか色々な病院で検査をしました。最終的に先天性難聴という結果が出て、その時はショックを受けました。しかしながら、その現実を受け止め、どのようにわが子を育てていくかということに頭を切り替えることが大切だと感じます。

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