ETCでの割引制度継続利用にはこども名義のETCカードが必要
早いもので聴覚障害を持つわが子も2月末で成人(18歳)を迎えました。聴覚障害以外は健やかに成長してくれて、本当にうれしい限りです。 ただ、こどもが成人を迎えると色々と対応しなくてはならないことが発生します。そのひとつがETCで有料道路の割引制度を利用するための対応です。
親権者名義でのETCカードでは割引が受けられない
未成年の間は以下のような条件でETC割引制度が利用できていましたが、こどもが成人(18歳)を迎えた時点で、親権者名義でのETCカードではETCの有料道路割引制度は適用されなくなります。
こども名義のETCカードが必要になる
では、これまでどおりこどもを同乗させて有料道路を利用する場合に割引を受けるにはどうすればいいのか? その答えはこども名義のETCカードを発行することです。
こども名義のETCカードで割引制度を利用するための手順
以降はこどもが成人を迎えた後でこども名義のETCカードで割引制度を利用するために対応した手順を紹介します。
クレジットカード(ETCカード)の申込み
ETCカードだけを発行することはできないため、まずは、ETCカードを申込めるクレジットカードを発行する必要があります。 成人年齢が下がったことで18歳からでもクレジットカードを発行してもらえるようになりましたが、そのほとんどで18歳であっても高校生の場合は発行してもらえません。 したがって、高校を卒業してからクレジットカードを申込む必要があります。
クレジットカードを選ぶポイント
クレジットカード会社は申込み者が高校を卒業したからといって、無条件にクレジットカード発行してくれるわけではありません。『イオンカード』など、本人の収入を確認されないようなクレジットカード会社は比較的審査が通りやすいようです。 その他でも以下に挙げたようなクレジットカード会社は審査が通りやすい傾向にあるようです。
- 流通系のクレジットカード会社
- 消費者ローン系のクレジットカード会社
実際に申し込みしたクレジットカード
上記で挙げた条件にはあてはまらないのですが、『三井住友カード(NL)』を申し込みし、2~3日で審査が終了し、申し込みから1週間程度でクレジットカードとETCカードが届きました。
お得にクレジットカードを発行する方法
以下のようなことに気をつければ、お得にクレジットカードを発行できますので、是非、試してみて下さい。
おすまいの市町村での更新手続き
こども名義のETCカードへの変更は市区町村の福祉担当窓口にて行います。福祉担当窓口での申請に必要な書類などは以下のとおりです。
- 障がい者本人の身体障害者手帳又は療育手帳
- 登録を申請する自動車の自動車検査証等
- 委任状(代理人による申請の場合)
- 『ETC車載器セットアップ申込書・証明書』等登録を申請される自動車に取り付けられたETC車載器の車載器管理番号が確認できる書類等
- こども名義のETCカード
注意点
一般レーンで割引を受けるための手順は以下の記事を参考にして下さい。
まとめ
こどもが成人(18歳)を迎えたら、こども名義のETCカードを発行し、お住いの市区福祉担当窓口において手続きしましょう。 手続きが完了するまでの間で有料道路を利用する際はETCレーンではなく一般レーンを利用しましょう。